尾瀬のしおり・・・4.尾瀬の歩き方
■木道の歩き方
・ 木道は原則的に右側通行です。木道以外に踏み出すのは 絶対にやめましょう。
・ 木道は雨や霜で濡れると、 滑りやすくなります。歩幅を狭く、靴底をぴったりつけて歩きましょう。
・ 長時間歩く場合は、歩幅を狭く、 同じリズムで足を運ぶよう心がけましょう。
・ 50分歩いたら10分程度の休憩をとる、 を目安に一定のリズムをくずさないようにしましょう。
・ 2時間以上歩く場合は、おやつを軽くとるなど栄養補給をしましょう。
・ 充分な水分補給をしましょう。
・ 尾瀬ヶ原は日差しをさえぎるものがありません。
夏場は特に、水分補給など体調管理に気を配りましょう。日焼け止めなどもあるとよいでしょう。
・ グループの場合は、一番足の遅い人のペースに合わせましょう。
■山道の歩き方
・ 登りは歩幅を平坦地よりさらに狭くして、段差を少なくしながら一歩一歩踏みしめて歩きましょう。
・ 30分歩いたら5分から10分程度の休憩をとる、を目安に一定のリズムをくずさないようにしましょう。
・ 下りは腰を落とし、膝のクッションを使って、 斜面に靴底全体をつけるようにゆっくり歩きましょう。
・ すれ違う場合、登りの人や重い荷物を持った人を優先しましょう。
・ 山道の事故は下りで起こることが多くあります。
疲れてくると特に注意力が散漫になったり、腰が高くなり足を滑らしたりしがちです。
余裕を持った行程を組み、事前に少し足慣らしをしておきましょう。
・ 至仏山の東面登山道(山の鼻~至仏山頂)は、植生保護のため、
また、蛇紋岩という滑りやすい岩がむき出しになっているため、こちらを登りにするルートが推奨されています。
また残雪期は、特に植生保護及び登山者の安全対策のため、登山道が閉鎖されています。
閉鎖期間は、積雪量などにより変更もあり得ますが、例年5月11日~6月30日です。
事前に尾瀬保護財団(http://www.oze-find.or.jp/)のHPなどで状況を確認してください。
入山可能時期も、午後になると霧や雷が発生しやすくなることもあり、午前9時までに入山するようにしてください。
(出典:東京電力「尾瀬への招待状」>尾瀬のしおり)